慢性とケガどっちが重症?

こんにちは!!
いどばた接骨院の福里です!!

お陰様でオープンしてから少しずつではありますが,来院して下さる患者様が増えてきました。
まだまだたくさんの患者様の力になれますように誠意頑張っていく所存です。

さて今回は患者様から多い質問にお答えさせて頂きます。

皆様が日頃お悩みの肩こりや腰痛はひとくくりに慢性痛と呼ばれます。
この慢性痛,実は捻挫や骨折などのケガよりも厄介なんです・・・

新規の患者様からの質問で『骨折はしていませんか?』と聞かれることが多々あります。
長年悩まされている痛みに対して『本当は折れているのでは?』と内心考えてしまう気持ちは分かります。
骨折はしていないことを告げると皆様安心して頂けるのですが,実は骨折していた方が慢性痛よりも治りが早いのです!!

骨折や捻挫,いわゆるケガは最初に整復(もとの位置に戻すこと)すれば後は冷やしたり安静にしていればケガは治ります。

肩こりや腰痛,慢性的な痛みに対してはそう簡単ではありません。

慢性痛というのは痛みが出るまでに過程があります。
日常生活での疲れや,ストレス等様々な原因があります。

コップをイメージしてみて下さい。
コップに注がれる水が痛みの原因物質です。

コップに水が何年もかけて溜まっていって溢れてこぼれてしまう。
このこぼれてしまって初めて痛みを感じるのです!!

何年もかけてため続けた疲れやストレスを取りきるのは並大抵の物ではありません。

どんなに腕の良い治療家でもなかなか一回の施術では治すまでには至りません。

患者様からしては今まで痛くなかった所が急に痛くなったと思ってしまいがちですが,長年かけて出るべくして出た痛みだったりします。

また,ここで大切なのが日常生活の疲れやストレスが原因だということ。
何回か治療をして痛み自体は感じなくなるかもしれません。
この時点で治ったと勘違いしてはいけません!!

ここで治療をやめてしまうと以前よりも早く症状が出てしまい,なおかつ年々歳も重ねていき,体そのものが体力も衰えていってしまっているのでより重症化しやすいです・・・
やはり日々の疲れやストレスをためないことが大切になってくるのです!!

日々何の痛みもない時に,正しい力加減で体のケアをしていく事が,いかに大切なことかを皆様に知って貰いたく,こうして記事にさせて頂きました。

暖かくなってきて比較的体の調子も良くなってくる季節ですが,こんな季節だからこそ体に目を向けて頂ければと思います。

今回はここまでとさせて頂きます。
ありがとうござしました。