皆様こんにちは!!
いどばた接骨院の福里です。
月曜日の朝方の台風は物凄かったですね・・・
地震でも起きない私が,ドンと揺れて目が覚めてしまい,風の音もあり中々眠れませんでした・・・
台風が過ぎてからも,外は大変な事になっていたので掃除をしている方を多く見かけました。
患者様の中でも,気合入れて掃除をしたら疲れてしまい,痛みを訴える方もいました。
気になるとはいえ,自分の体と相談して回数を分けてやったり工夫すると良いですね!!
それでは今回の本題です。
5歳以下のお子様がいる方に聞かれたのですが,娘が頻繁に脱臼すると相談を受けました。
その度に近所の整形外科にかかってはめてもらうという事で,何故この脱臼を繰り返すのかという事ですね。
まず脱臼の原因が毎回決まっていて,隙間に手を入れる癖がある様でその手を引っ張って抜いた時に痛がり手を動かさなくなるようでした。
これは肘の脱臼の中でも子どもに多いとされる肘内障(ちゅうないしょう)ですね。
肘は三つの骨で形成されています。
肩から肘までに一本ある上腕骨(じょうわんこつ)と肘から手首までに二本ある橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)です。
肘関節の脱臼となると,上腕骨と尺骨の関節が外れるの場合が多いです。
ですが,今回の肘内障は肘から先の橈骨と尺骨が外れてしまいます。
橈骨と尺骨の関節は,他の関節と違いはめ込まれている様な関節では無く,靭帯が一周巻き付いて骨に引っかかっている形状の関節です。
5歳以下の子どもは引っ掛かりの部分の骨がまだ完全に形成されていない為,巻き付いている靭帯が外れてしまうのです。
子どもの成長と共に骨も形成されていくので,よっぽどの外力がなければ外れる事は無くなっていきます。
頻繁に外れるというのなら,外してしまう行動を止めさせるのが一番の解決策で,今回の様に無理やりに手を引き抜いたり両親が手を引く時も勢いを付け過ぎない様に気を付けると良いでしょう。
肘内障は脱臼と言えどただ外れるだけで,他の筋肉や靭帯と言った組織を壊す事無く外れます。
その為外れた所を戻せばその場で問題なく動かせるようになりますので,焦らず素早く戻して上げる事が大切です。
もちろん当院でも見る事は可能ですので,お気軽にご連絡下さいね!!
それでは今回はここまでとさせて頂きます。
ありがとうございました。