患者様からの質問

皆様こんにちは!!
いどばた接骨院の福里です!!

一昨日は雨風共に凄かったですね。
関西空港では,浸水の他にもタンカーが連絡橋にぶつかる二次災害まで起こったそうです。
天災ですから,ある程度は致しかないにせよ二次災害は半分は人の手によって起こる事がほとんどです。
人が災害に対し,危険意識を持って対策をすれば未然に防ぐ事が出来ます。
それはもちろん体に対しても同じです。

先日こんな話を患者様としました。
その患者様はもう膝が固まってしまっていて,正座どころか歩くのに支障が出ている患者様でもう何年も膝の不調に気が付きながらもだましだまししのいできたそうです。
そんな中,たまたま知人の紹介で当院に来院して下さったのですが,2回3回と治療を重ねるにつれてほとんど曲がらなかった膝も少しずつではありますが曲がっていくようになりました。
曲がっていくようになるのは嬉しい反面,以前にも記事にした事がありますが当院の膝の治療は独自のもので特に痛みを伴う治療で,その治療の痛みが治療を重ねても減らない事に疑問を持っていました。

確かに,膝が動くようになってきているのですから,治療の痛みも減りそうな気はしますが,そんな簡単な話ではないのです。
動くようになったとはいえ,あくまで治療前までの話で完全に正常の関節可動域を動かせている訳では無いのです。

治療を重ねて,動かす範囲も増えているからこそ,より大きく動かすため治療自体の痛みが変わっていなく感じているのですね!!

また,この方は治療ペースをもっと短くすれば,痛みを感じにくくなるのかとも質問されましたが,それはもちろん痛みを感じにくくなるのは早まります。

急性のケガとは違い,放って置いても良くならない,むしろ悪化するのが今回の膝の様な慢性痛です。
ケガならば最初の処置さえキッチリすれば後は固定して安静にして回復を待つ事が出来ますが,慢性の場合は日頃の私生活で負担が掛かっている場合がほとんどですので,何もしなければ常にマイナス方向に行ってしまうのは当然です。
また,私生活での負担は意識しても完全に取り除くのは困難です。
各々生活がかかっていますからね!!
だからこそこまめにケアをする事こそ大切なのです!!
言ってしまえば,慢性痛の場合は回数勝負だという事です。

私達も,少しでも患者様に負担にならない様にと日頃から研究しております。
それでもたった一回の施術で痛みを完全になくすことは不可能です。
何年,何十年もかけて溜め込んできた体ですからね。
それでも一歩一歩確かに,良くなる感覚を実感して下さる患者様も多くいます。

皆様も何十年も溜め込む前に,今一度ご自身のお体に目を向けて見てはいかがでしょうか?

それでは今回はここまでとさせて頂きます。
ありがとうございました!!