おはようございます!
いどばた接骨院の福里です。
今回は私が実際に見ている患者様の一例をお話させて頂きます!
もちろん、患者様のお名前等プライバシーに関わる点は伏せさせて頂きます。
それではまず症状から
・70台後半の男性
・何年も前に交通事故で首がむち打ち症になってしまい、それから首が痛む。
・70歳に綯った辺りから朝起きる時や、重い物を持った時に腰が痛む。
・歩行時に右の股関節周辺が痛む。
・階段を昇る時に右の膝が痛む。
・1週間程前は右の足首も痛かったが、自然治癒したのか今は痛みはない。
・転んだりした訳ではなく、全て何年も前から痛みを抱えていて、湿布で誤魔化しながら日常生活を送っていた。
ここまでの症状でまずは慢性痛であることは分かりますね!
なので今回は保険診療ではなく、自費診療で見ていく事になりました!
まずは痛む箇所を上から順番に挙げて見ましょう。
首→腰→右股関節周辺→右膝→右足首
首は原因はハッキリしていますね!
何年も前の交通事故でのむち打ち症。
受傷してから何年も経っていましたので首の筋肉がかなり凝り固まっていました。
一度は落ち着いた痛みも、長年ケアをしてこないと一度ケガをした所はまた痛みが出やすい典型的な例です。
定期的なメンテナンスの重要性が分かりますね!
次に腰から下の症状ですが、その前に患者様の立ち姿と歩き方ですが、腰の痛みから軽度の前傾姿勢で、歩行時には踵が上がらず、すりあしで歩いています。
また、階段の昇りは左足から一歩、右足を左足と同じ段へ、また左足から一歩と交互に両足で昇ることが出来ない状態。
触診では右の背中~腰、臀部(おしり)にかけて筋肉が細り、硬くなっていました。
その下の股関節や膝関節には可動域制限等も見られず、どうやら今回は腰の影響から痛みが出ているようでした!
なので今回は患者様の年齢も考えて、ゆっくり時間をかけて軽い力で指圧やリンパの流れに沿って流していくことにしました。
全身の筋肉をほぐし、血液を流してあげることで痛みの緩和と関節の可動がスムーズになります。
施術後には昇りの階段を試しに昇って貰いましたが、きちんと一段一段交互に足が出せるようになり喜んで頂けました!
ですが、今日は痛みを軽減することが出来ましたが治った訳ではありません!
体は悪い状態の時の事をしっかりと覚えてしまっているのです。
なので今回だけでなく体が良い状態を覚えるまで継続してケアをしていくことが大切なんです!
今回の患者様は何年も抱えていた痛みですから、ケアの間隔を空けるには当然時間がかかります。
体に不調を感じたらすぐに対処する。
これが時間もお金もかけない秘訣です!
今回の患者様が趣味の旅行に気がねなく行けるようになるまで、また、その後の定期的なケアも根気よく私も向き合っていく所存です!
長々となってしまいましたが、今回はここまでとさせて頂きます!
ありがとうございました!